県宝 薬師如来(平安時代初期・一木造りの仏像)|長野市松代町 清水寺(北信濃厄除大師)

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県宝 薬師如来


pr_yakusi.jpg*像  高* 107㎝

*材  質* 桂材一木造り

*造像年代* 平安初期(1,100年ほど前)

*仏  師* 不詳

*どんな仏様なの?*
 大乗仏教における如来の中のお一人です。薬師瑠璃光如来、または大医王仏とも称ばれております。
 薬師如来は、薬師本願功徳経では東方浄瑠璃世界の教主であり、菩薩の時に12の大願を発し、この世におけるわたしたちの疾病を治して寿命をのばし、災禍を消去し、衣食などを満足させ、なおかつ仏行を行じては無上菩提の妙果を証らしめんと誓い仏と成ったと説かれています。瑠璃光を以てわたしたちの病苦を救うとされています。無明の病を直す法薬を与える医薬の仏として、如来には珍しく現世利益信仰を集めています。





『清水寺の薬師如来』
 本薬師如来像も、他の清水寺所蔵の古像と同じく、桂材の一木造りの立像で、やはり造像の年代は、九〜十世紀です。
 翻波式衣紋や肩の張りに貞観様式の特徴が強く見受けられます。
 像高が一〇七センチと小振りであり、本来は「七佛薬師堂」に安置されていたうちの一体ではないかと考えられています。
 「七佛薬師堂」とは、「薬師瑠璃光七仏本願功徳経(七仏薬師経)」や「薬師如来本願経」に説かれている、薬師如来を主体とした七尊の仏の本願と仏国土が説かれたものを具現化したものです。
薬師堂の中には、以下のほとけさまが祀られていたと言われております。

 ・善名称吉祥王如来(ぜんみょうしょうきちじょうおうにょらい)
 ・宝月智厳光音自在王如来(ほうげつちごんこうおんじざいおうにょらい )
 ・金色宝光妙行成就王如来 (こんじきほうこうみょうぎょうじょうじゅおうにょらい )
 ・無憂最勝吉祥王如来 (むうさいしょうきちじょうおうにょらい )
 ・法海雲雷音如来 (ほうかいうんらいおんにょらい )
 ・法海勝慧遊戯神通如来 (ほうかいしょうえゆげじんつうにょらい )
 ・薬師瑠璃光如来 (やくしるりこうにょらい )

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