おびんずるさん
賓頭盧(びんずる)尊者は、略称になります。
正式には、賓度羅・跋囉惰闍(ビンドラ・バラダージャ)となり、お釈迦さまの弟子のお一人です。
弟子中でも獅子吼(ししく)第一と称され、また十六羅漢(お釈迦さまの命を受け、永くこの世に住しわたしたちを救う役割を持った16人の阿羅漢)の一人です。
漢訳では、賓度羅・跋羅闍、賓頭盧・突羅闍(とらじゃ)、賓頭盧・頗羅堕(はらだ)などとも音写し、名がピンドラ、姓をパラダージャである。名前の意味は、不動、利根となります。パラダージャはバラモンに就く人物の十八ある姓の中の一つであります。
日本ではおびんずるさんのお像をお堂の前に安置し、自分の悪い箇所と同じ所を撫でると病気が治るという功徳があるとされ、なで仏の風習で親しまれております。
ご自分の調子が悪い所をた〜っぷりさすって、病気を吹き飛ばしてくださいね。